お勧めの本「人生を賭けて家を買った人の末路」

お勧めの本「人生を賭けて家を買った人の末路」

この本を読んで、ハウスメーカーで建てることを考えなおしました。

誰のために家を建てて、誰がローンを支払うかを考えました。

・「人生を賭けて家を買った人の末路」について

サブタイトルは、「住宅営業マンは見た!!離婚、病気、災害…あなたは大丈夫!?」です。

いったいどんな内容が書かれているのでしょうか。。

目次になります。

・第1章 人々を魔法にかけてしまう「住宅展示場」という異空間

・第2章 夢のマイホームを託せる営業マンと住宅メーカーとは

・第3章 住宅ローンは「段取り8分、仕上げ2分」

・第4章 新築の感激はひと時、住宅ローンの支払いは一生

・あとがき

となっています。

内容の詳細について

第1章では、

”人々を魔法にかけてしまう「住宅展示場」という異空間―夢の始まり”

とありますが、

まさにその通り!住宅展示場は、家を売るための彼らのホームであり、家を買う人にはアウェーとなります!

”優秀な「住宅営業マン」ほど詐欺師!”、

”住宅展示場は幸せの総仕上げの「最初の入り口」 ”

と書かれている通り、

住宅展示場は家を買いたい人と売りたい人の最初の一歩です。

家を買う気がある人は、心して入る必要があると思います。

第2章では、

”夢のマイホームを託せる営業マンと住宅メーカーとは”

”営業マンにとって所詮は「毎月の売り物」という悲しい温度差”

”予算に上限がなければ「自由設計」、限られた予算は「不自由設計」”

と書かれている通り、ハウスメーカーの営業マンとは、家を買う契約をしたらそこまでの関係となります。

その先は、設計や内装を決める別の担当者との話になります。

家を売る契約をした営業マンとは浅い信頼関係しか構築することが出来ないまま、何千万という高額なローンを支払う約束をしてしまうのです。

なので、安易に営業マンの言うことを信じてはいけないと思います。

第3章では、

”住宅ローンは「段取り8分、仕上げ2分」―夢の仕上げと代償”

”新築計画のすべてはここから始まる!「事前審査」”

”金融機関の「事前審査」と「本審査」(本申込み)の違い”

について書かれています。

事前審査は、過去にお金を借りて滞納していない限りほぼ通ります。

ハウスメーカーはいくつかの銀行と契約をしていて、家を買いたいという人にローンの斡旋(あっせん)もしています。

確かに自分で銀行とのやり取りを始めると考えると難しいし、相手にしてくれるか心配になります。

ハウスメーカーの営業マンが間に入ってローン審査の申請をしてくれるほうが簡単です。

つまり、営業マンは家を買わせるためにローンの斡旋をしていると言えます。

ローンが通ると分かると、あとは営業マンの強いプッシュで家の契約に進んでいきます。

第4章では、

”新築の感激はひと時、住宅ローンの支払いは一生―夢の末路”

”賃貸の「家賃」、持ち家の「住宅ローン」。どちらも住むにはお金がかかる現実”

”「住宅ローン完済」をゴールとせず、「マイホーム完成」をゴールとする人達”

とあります。

長い期間ローンを払うので、誰のために家を買うのか、何のためにローンを払うのか。

誰が幸せになるためかを、ちゃんと考える時間を作ってほしいです。

ハウスメーカーの営業マンは、考える時間を与えることなく次々と話を進めようとしてきます。

「いつまでに契約をしてもらえると。。。」などです。

読んでみて思ったこと。

私の場合も、住宅展示場に行ってハウスメーカーの営業マンから希望の間取りなどを聞かれ答えたことで、

家を建てることを考えてきていました。

ただこの本と出合ったことで、ハウスメーカーで家を建てる理由を考えるようになりました。

誰のために家を建てて、誰がローンを支払うかを考えると、町の工務店で建てることを選択肢の上位で考えるべきだと思うようになりました。

どこで建てるかは「信頼・信用」も含めて考えることが必要だと思います。

家を建てるという大きな決断は、慎重にして当然です。

のりと勢いで買うのお勧めできません。

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